小児矯正
近年は食生活が変化して硬いものを噛むことが減っているので、お子様のあごが適切に成長せず、永久歯がキレイに並ぶことができないケースが増えています。
一方、骨が柔らかいうちに小児矯正に取り組めば、成長を利用してあごの幅を適切なサイズに形成できるので、美しい歯並びを得やすくなります。
お子さまの矯正治療が必要な理由
小児矯正の効果
・歯並びが良くなることで、噛み合わせや発音の改善にもつながります。
・歯並びを改善することで、歯と歯の間に食べカスがたまりにくく、口臭の予防が期待できます。
・顎の成長を促すことができます。顔の形や口元のバランスが整い、美しい顔立ちになります。
・歯並びを改善することで、歯ブラシが届きやすくなり、歯の健康を維持することができます。
・咀嚼機能の改善が期待できます。
・言語能力の向上が期待できます。
・小児矯正によって歯並びを改善することで、自信を持つことができるようになります。
・将来的な歯のトラブルを予防し、治療費を削減することができます。
小児矯正の時期
乳歯(0~5歳)
受け口や出っ歯などの不正咬合や、歯並びの乱れは成長の段階で親御様が気づいて相談に見えることがほとんどです。当院では検査データに基づいて、矯正を始めるべき状態か、様子を見るかを検討して提案することができます。早いほど矯正は進めやすいので、何か気になることがあればご相談ください。
永久歯生え変わり(5~11歳)
当院は「歯列育形成」というお子様向けの矯正方法を採用しています。乳歯が生えている段階から始められるもので、プレートという脱着可能な器具を使って歯並びを整えることができます。また、「床矯正」という方法を使えば、永久歯が無理なく生えそろうためのあごのスペースを作ることができます。
永久歯(12歳~)
永久歯に生え変わる時期で、お子様も見た目を気にする傾向が上がりますから、歯並びの乱れはコンプレックスにつながることもあります。また、成長期なので食べ物が噛みにくいことによる影響補給の不足も心配です。成長後にも矯正はできますが、成長期なら効率が良いので、気になっている場合は早めにご相談ください。
小児矯正の治療法
床矯正
「床矯正」とは、あごの幅を適切に広げるための脱着可能な矯正装置を使う治療方法です。自由に外すことができるので、食事やスポーツをするときに邪魔にならないメリットがあります。ただし、指定した装着目安時間を守らないと予定した効果が出ませんので、親子でモチベーションの維持を続ける必要があります。
床矯正装置 | 矯正専門医へご紹介しておりますので、ご確認ください。 |
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メリット
- 永久歯を抜かない矯正の可能性が高くなる
- お口の本来の機能を取り戻します
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デメリット
- 装着時に多少しゃべりづらくなる場合がある